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青嵐

本やゲームの感想などを書いてます。
(時々腐女子な発言をしますので、意味のわからない人、嫌いな人はご注意を)
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放浪探偵と七つの殺人

放浪探偵と七つの殺人



7つの短編全て、問題編と解答編にわかれているため、問題を読んで、事件を推理して、解答を読むということがやりやすくなっているのだけど・・・先が気になって、じっくり問題編を読み返すということをしないので、凝った話になると、一気に正答率が下がる(汗
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地下十七階の亡霊

地下十七階の亡霊



タイトルと表紙から、ホラーかなぁと思いつつ裏表紙の解説を読むと、ファンタジーっぽくみえたので借りてみたモノ。

読んだ感じだと、SFっぽい設定とホラーっぽい要素のあるファンタジーと言った所か。(ジャンル分けにこだわる訳ではないのだけど、そんな要素があるということで)



環境やら何やらの問題で地表に住むことをやめた人類は、巨大な塔を建て、その中に住んでいた。能力や適性で住む階層を決められ、基本的に他階層に行くことも他階層の事を知ることもない。例えば、21階に住むジェイドにとって、食べ物は他階層の牧場や農園から届けられるものであり、空に浮かぶ月も、さわやかな風も人工のものでしかなかった。そんなジェイドの前に現れた1人の踊り子。彼女は地下17階から来たという・・・。



管理された閉鎖社会。快適なようでいて、どこか歪んだ世界に違和感を持つ主人公。そこに管理外の世界を知る者が現れる。こう書くと、よくある設定と展開なんだけど、割と楽しく(?)読めた。ホラーっぽい要素ありなんで?つきだけどw



以下、エピローグに関しての感想。ネタばれありなんで、折り畳み。
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妄想炸裂

妄想炸裂



直木賞作家の初期エッセイ。と書くと普通の本っぽいけど、BL漫画好き作家の妄想日記。と書くと一気に腐女子度がUP(笑)

2001年7月発行ということで、直木賞(2006年)どころか、小説家としても前年(2000年)デビューしたばかりという頃で、本人も「確定申告に著述業と書いたけど、実質フリーターとかわらない」と言っている。

この人の文章は、小説より先に小説Wings誌に連載してたBL思考のエッセイが先だったので、同じような感じかなと思っていたのだけど、あれほどBLだけに偏ってはいなかった。まぁ、それ系の妄想もありだけど。



面白く読んだ中で、バイト先の社長命令で「まんだらけ」に行った話がオタク色満載で特に楽しかった。

某古本屋で、ヴィンテージ漫画と同人誌の値付け担当という、実にオタク向けな、趣味と実益をかねた仕事をしている著者と同僚が、社長命令で「まんだらけ」に偵察へ。当然、仕事をそっちのけで漫画を買い漁り、楽しそうに仕事をこなし、嬉々としている様子がおかしかった。



自分も本好きで図書館勤務という、ハタから見れば十分、趣味と実益をかねた仕事をしているが、かなり小規模図書館で予算も少なく、日々の選書に、オススメ本をいれることがまずできない・・・ファンタジーどころか外国ミステリも厳しく、ラノベどころかふつうに図書館向けのYAさえ難しい現状。もうちょっと予算と奉仕人口が違えば、選書の幅が広げられるのだろうけどなぁ・・・年々難しくなる一方だ orz



ちなみに、この本は他の図書館の本。

この手のエッセイはともかく、三浦しをんの小説は、直木賞作品を初め、一応、一般向けなので、うち図書館でも買いやすい。

直木賞作品の「まほろ駅前多田便利軒」がラノベっぽかろうが、この秋映画公開もされる「風が強く吹いている」が箱根駅伝ホモ小説という妄想を元にしていようと、一般向け小説の顔をしているからNP。

そう、「風が強く?」は結構オススメしたかいもあって、うちの図書館でも貸出回数上位の方なのだけど、その元になった妄想が、このエッセイには出ていた。

うん、読んでいる時から、そーいう妄想が根底にあるのはわかっていたけど、当初は総ホモの予定だったとは思わなかったw
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そして名探偵は生まれた

そして名探偵は生まれた



「そして名探偵は生まれた」「生存者、一名」「館という名の楽園で」の3作を収録した本。それぞれ雪の山荘・孤島・館というミステリではお約束の舞台で事件は起こる。シチュエーションはお約束を踏破してるが、演出は面白かった。いずれも本格ミステリでのお約束を前提に、それをわざと外してるというか、ちょっと逸脱させた感じの洒落っ気が楽しい。



以下、若干ネタバレあるため折り畳み
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逆転のクレヴァス―クラッシュ・ブレイズ

逆転のクレヴァス―クラッシュ・ブレイズ



リィの誘拐話。当然、誘拐犯の方を心配する各方面による捜索とか、何を考えているのかわからない(というか何も考えていない)誘拐犯とか、それなりに楽しめたけど、まぁ、いつも通り。

それにしても、ここのところ誘拐話ばっかりだなぁ。ジャスミンにしてもシェラにしてもリィにしても、そうやすやすと誘拐される訳がない奴が誘拐される>その事情は?というパターンに毎回、別々の回答と展開が用意されてて飽きはしないのだけど、そろそろパターン事態には飽きてきた気が・・・。

まぁ、他人の話に首を突っ込む=外伝ばっかり、みたい感じでレギュラー陣の進退に関わるような話がないから、しょうがないのか・・・。
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あめだまをたべたライオンほか(絵本3冊)

エゾオオカミ物語

100年程前まで、北海道にいたエゾオオカミと人とエゾシカとの関わりをシマフクロウが語る絵本。まぁ、内容は知っていることばかりなので、目新しさはないけれど、絵本にして子供に語り継ぐのはいいことかなぁと思う。おはなし会に持っていって子供たちの反応をみてみようっと。



とうさんのあしのうえで

上のエゾオオカミ物語と一緒で、記録モノなので内容は既知のこと。コウテイペンギンの過酷な子育ての絵本。絵はいもとさんなのでかわいいけど、内容は過酷。・・・4ヶ月間飲まず食わずのお父さんガンバレ(>_<)



あめだまをたべたライオン

以前から探していた絵本。

ようやく見つけた!(というか、最近、復刻されたらしい)

子供の頃、キンダーブック版が家にあって、あめ玉をたべたライオンが吠えられなくなって、ウサギと仲良くなるということ、ライオンとウサギのやりとりが好きだったこと、は覚えていたのだけど、細部が思い出せずもう1度読みたかったので、素直に嬉しい。

そうか和田誠さんの絵だったか。

読み返して改めて思う。ライオン君がニィニィいってるのもいいけど(にぅにぅでも可(笑)By FFIX)、コウサギがライオンのために蛙をつかまえてきて「うまいよ、これ」とすましているのが好きだw 

自分の萌えの原点を見た気がするw(当時、たぶん就学前)



しかし、今思うと、こうさぎはなぜ蛙がうまいことを知ってたのだろう・・・雑食じゃないよなぁ・・・うさぎって(汗
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トウキョウソナタ

トウキョウソナタ



映画の脚本家によるノベライズ。佐々木家は父母兄弟の4人家族。それぞれに秘密を抱え、1つの食卓を囲みながらも不協和音を奏でていた家族が、一度バラバラにながらも奇跡的にまた食卓を囲むまでの話。



うーん、映画を見てないので何ともいえないけど、起承転結どこをとっても、ありがちな気がする。普通の家族の、ありがちな話。それがいいのだろうけど。



個人的に家族再生なら『愛しの座敷わらし』が好きだなぁ。

ファンタジー?よりになっちまうけど。まぁ、結局、そっちの方が好きだということで。
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ファイナルファンタジーXI (小説)

ファイナルファンタジー11 祈りの風



今更だけど、古本でみかけたのでF11のノベライズを購入。同じ作者で主人公が違う話もあるようだけど、とりあえず、ある程度まとまって売っていたので主人公が同じパーティの方だけを5冊。

もともとがMMORPGなので、プレイヤーの数だけ冒険があってあたりまえ、こんな奴等もいましたよという感じで、同じ世界(ヴァナ=デール)を冒険している、あるPTの軌跡として楽しめる。

既存のミッション・クエストを盛り込みながら、オリジナルストーリーで展開してるので、プレイヤーなら、あーあれかwとおもったり、ゲームでは意識してなかったことに気づいたりも。もちろん、プレイしてなくても判るようになっているので、そいういう人にもNP。



ただ、ネット上で同人作品(まぁ嗜好の関係でほぼBL系だけど)や冒険日誌的なブログをけっこう読んでいるので、もちろん、これは商業誌ということで一定のレベル以上の作品だし、同人作品では描かれる事の少ない戦闘シーンもちゃんとあるし(連携をとるために魔法や技の名前をマクロに組んでるあたりの解釈が面白いw)、オリジナルキャラ・ストーリーともに魅力的ではあるのだけど、続きや別PT話等、既刊30冊以上を買ってまで読むかは微妙なところかも。

いや、しかし、5冊目「冒険者の休日」のラストで、虚ろがー!というところで続いてしまったので、その続きは読んでおきたいか。

虚ろ=プロミヴォンだけでなく、プロマシアネタというかタブナジアまで続かれるとキャラも多くなるだろうし、結構長びきそうだが・・・とりあえず、古本屋行く時は気にしておこう(^_^;)
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狼と香辛料1?7

狼と香辛料



行商人ロレンスと、猫耳ならぬ犬耳尻尾の女の子にしか見えない豊穣の狼神ホロの道中記。



某所で紹介されていて、ファンタジー、行商人モノということで買ってみたシリーズ。現在7巻まで読了。商取引や2人の軽口の応酬は楽しいけど、甲斐性のないロレンスの背中をどついてやりたくなる場面もしばしば。

あと、何世紀も生きているホロが時代がかった古い言葉をしゃべるのはわかるのだけど、花魁詞というのはそのなりたちからして違和感が・・・。

まぁ、ざっとぐぐった感じでは、そこも萌えポイントらしいから、そーいうものなんかなと思うし(さすがにわからんw)、だいぶ慣れてしまって、ホロのセリフが「わっちは、?でありんす」というのには、違和感なくなってしまったけど、花町でなければ生まれなかった言葉と、神様と崇められることもあった狼という組み合わせに疑問がね(^_^;)
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交渉術 ほか

交渉術



外交官として、交渉の最前線を見てきた著者の体験談。

NHKのブックレビューの冒頭で紹介されてて面白そうだったので図書館に入れてみた。

いわゆるHow toものというよりは、外交官時代の仕事を省みて、こんなことやこんなことがありました、という感じ。

特にエリツィン大統領からプーチン大統領時代の対ロシア外交、北方領土関係が中心になるが、そこら辺に興味がなくても、こんな外交官がいて、こんなことがあった。ロシアの秘密警察がある人物こういう風に近づいてきたので、即刻帰国させた。といった感じなので、スパイ映画さながらの「交渉」例が楽しめる。

まぁ、実名政治家も多くでてくるので、外交官としてみてきた世界の暴露本といえば暴露本という感じでもあるが。



交渉術とは直接関係ないが、あとがきを先に見て、米原万里の名前が出てきておや?と思った。

ロシア語通訳なのだから面識があって当然かぁと思う一方で、物書きの先輩としてのアドバイス?もあったようで、へぇー。

米原万里のエッセイは好きで、いくつか図書館でも個人でも買っているが、ファンになったのが「図書館の学校」2003年3月号の「ドラゴン・アレクサンドラの尋問」がきっかけだったので、それ以前のエリツィン大統領の通訳をした話などをエッセイの中では読んでいても国際会議で通訳をする姿というのは見たことなく、外交官の目からみた米原万里というのはちょっと新鮮だった。





べっぴん―あくじゃれ瓢六捕物帖

新刊案内用に1編だけ読むつもりが、話が全部つながっていたので、結局読破。



かあちゃん

新刊案内用に、とりあえず前半のみ。続きも読もうかなぁと思っていたら、借りていかれてしまった。まぁ図書館利用者が優先ですw



いじめられるのが怖くて、親友をいじめる側にまわってしまった少年。後悔してもどうしていいかわからなくなっていた時に、出会った一組の母子。母親は二十年以上あることを償い続けていた。

また、そのいじめを見ていることしかできなかった少女の家には、認知症の祖母と、実母である祖母にひたすら優しくする母の姿があった。

また、いじめがあった教室の先生にも、個性的な母がいた。



とまぁ、こんな感じで連鎖しつつ、いろんな人のいろんな「かあちゃん」と家庭事情を描いている。

キビシイ現実やフクザツな事情をみつめつつも、人の心はこんなにも豊かになれるんだーと謳い上げてる所は重松清らしい。

ただ、連作短編に近いので、各章毎にまたキビシイ現実やフクザツな事を見せられることにもなるので、個人的には、女の先生の所で息切れしたのも事実……。
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