QLOOKアクセス解析

青嵐

本やゲームの感想などを書いてます。
(時々腐女子な発言をしますので、意味のわからない人、嫌いな人はご注意を)
<< October 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 逆転のクレヴァス―クラッシュ・ブレイズ | TOP | 妄想炸裂 >>

そして名探偵は生まれた

そして名探偵は生まれた



「そして名探偵は生まれた」「生存者、一名」「館という名の楽園で」の3作を収録した本。それぞれ雪の山荘・孤島・館というミステリではお約束の舞台で事件は起こる。シチュエーションはお約束を踏破してるが、演出は面白かった。いずれも本格ミステリでのお約束を前提に、それをわざと外してるというか、ちょっと逸脱させた感じの洒落っ気が楽しい。



以下、若干ネタバレあるため折り畳み




「そして名探偵は生まれた」

雪の山荘で事件が。犯人は関係者というのがお約束だが、探偵はが示唆したのは、なんと外部犯。その真相は・・・。

しかし、彼は名探偵にはなりえないだろうねぇ。



「生存者、一名」

犯罪者4名+裏切り者1名の孤島生活。島にいても死、脱出しても死刑という状態の割に、きついものを感じずに読めた。タイトルと出だしから生存者1=他は死というのが最初からわかっているからか。語り手の性格か。

犯人や犯行方法は割と早めに想像がついた。トリックというほどのこともないしね。

最後の状況まで読めてた訳ではないけど、読後感は悪くない。



「館という名の楽園で」

ミステリー好きが高じて館を建てた人がいて、そこに集まった者たちによる推理ゲーム・・・とくれば、ゲームのつもりが、そこで惨劇が!というフラグが立ったようなもの・・・だったら嫌だなぁーと思いながら読んでいたのだけど、ちょいと違う方へ着地したようでw
author : Kazamine | comments (0) | trackbacks (0)

Comments

Comment Form









 

Trackbacks

Trackback URL :

Recent Comments
Powered