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青嵐

本やゲームの感想などを書いてます。
(時々腐女子な発言をしますので、意味のわからない人、嫌いな人はご注意を)
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ドンナ・マサヨの悪魔

ドンナ・マサヨの悪魔



図書館の新刊。NHKの週刊ブックレビューで紹介されてたもの。



結婚生活30年。お互い年をとって気短になり、罵り合う毎日に、うんざり気味のマサヨ。このままでは遠からず熟年離婚も懸念される夫婦のもとに、それどころじゃない知らせが。

ミラノに留学中の娘が、できちゃった婚のもと、イタリア人の夫を連れて子供を産みに帰ってくるというのだ。最初は激怒したものの、いそいそと二世帯同居の準備を始める夫。しかし、帰国した娘の体内からは、マサヨに語りかける不気味な声が……。果たして、赤ん坊は天使か悪魔か。



家族の妊娠・出産という誰にでも起こりうるハズの体験を通して、ヒトとは何か、愛とは何かを、命の歴史をたどることで見せてくれる不思議な本。

この著者の本は何冊か読んでいるのだけど、怖いんだか怖くないんだか、よくわからないけど、不思議な感じの、読後感は悪くない本を書くというイメージがある。

まさしく、そんな感じの本。



バカの壁の冒頭(同じ学部の学生でも、同じビデオから学ぶものが違うという例。ある女性の妊娠から出産までを紹介したビデオを見て、男子学生はそんな基本的なことはもう知っているといい、女子学生は常に新しい発見をする)のように、男性、女性(なかでも、出産経験のありなし、孫のありなし)で、感想が大きく変わりそう。

とりあえず、自分には経験がないし、身近に妊婦がいたこともないので、そーいう体験をしたらまた読んでみたいかもしれない(可能性は限りなーく薄い・・・気が・・・する・・・けど)



でも、妊娠中にはオススメできないねぇ。マタニティ・ブルーどころか下手したら妊娠中毒をおこしそうな気もする(怖
author : Kazamine | comments (0) | trackbacks (0)
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