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青嵐

本やゲームの感想などを書いてます。
(時々腐女子な発言をしますので、意味のわからない人、嫌いな人はご注意を)
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海の底

海の底



桜祭りで賑わう横須賀に「海の底」からトンデモナイ奴らがやってきた。人が死に、パニックが起こり、十数名の子どもたち(と幹部候補生2名)は潜水艦に閉じ込められる。



プライドと命をかけて市民を守ろうとする機動隊と、出動要請がないため出るに出られない自衛隊。米軍横須賀基地の思惑。

ベストをつくすために大人たちは奔走し、一方で、隔離された潜水艦の中では、悩みを抱えた子どもたちのドラマが繰り広げられる。





というわけで、タイトルと装丁に反して、設定はおもいっきりB級パニック映画。予備知識なしで読んだので、こういう話だとは思わなかったけど、面白かった。



この作者の本は、

阪急電車

に予想以上にはまってしまい、職業柄、気になりつつも見合わせていた

図書館戦争シリーズに手を出し、実際の図書館業務のアレコレと照らしながらニヤニヤし、

レインツリーの国を読んだ所までだったので、

後書きなどで言われてた、怪獣とか自衛隊がでてくる話、というのはこういうのかと思ったw



阪急電車とか図書館戦争とかもそうだけど、大勢の人物が出てきて、中にはステレオタイプな人もいるのに、誰もが魅力的なのは、作者の筆力なんだろうなぁと思う。



トンデモ設定だけど、心理描写や人間ドラマがしっかりしてておもしろかったので、ラノベ系ダメな大人にも、装丁でごまかして読ませてみたい気がしないでもない(一図書館員の野望=自分がラノベ読みなもんで、割と色々な本を読む人に、面白いとおもってオススメした本を、イラストで「こーいう表紙のはうけつけないのよねー」といってハネられると、もったいないなぁと思うわけです)
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死体があった部屋から見えること 遺品整理という仕事

死体があった部屋から見えること 遺品整理という仕事



孤独死や、自殺現場の後片付けなんかもやる、あらゆるお部屋の掃除屋さんの体験記。



まぁ、想像どおりに、絶対見たくないような光景なわけで、あまり具体的に想像すると夢にでそうなので、そこら辺はパス。

何故か昨日の夢が蟲系だったし・・・二日連続は遠慮したい(>_<)



ちょっと面白かったのが、ゴミ屋敷のお片づけ編。

自分も相当な片付けられない症候群だと思うけど、上には上というか下には下というか、片付けられない人ってかなりいるんだなぁと改めて思ったり、下を見て安心しちゃいけないなぁと反省したり(^_^;)



すっかり片付いた部屋に戻ってきた部屋の主が、無造作に手に持っていたコーヒーの缶を玄関先の棚に置いてリビングに入っていく様子をみて、著者が「ああ、こうやってゴミが貯まるんだなぁ。またここの仕事が来るかもしれないなぁ」と思っているのを読んで、ああ状況が手に取るように分かるや・・・と机の回りのペットボトルを見て思ったりorz

片付けよorz
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希望ヶ丘の人びと

希望ヶ丘の人びと



2人の子ども達と共に、亡き妻の思い出の地<希望が丘>に引っ越してきた新米塾経営者。そこは、かつてのニュータウンであり、昔の彼女を知る人々も少なくなかった。

しかし、その地での再出発は順風満帆とはいえず、いじめや、学級崩壊、モンスター・ペアレンツ、地域格差などに囲まれた子ども達の環境は、けして希望に満ちているとは言えない状況だった。

30年前には希望に満ちていたであろう<希望が丘>で、希望を探す大人と子どもたちの話。



図書館での紹介文用に読み始めた1冊。同著者の「その日の前に」系というか、そのまま続編?というような1冊。30代でガンにより死亡した妻と残された家族の話。その後みたいな。

それに、40代を生きる男たちの悲哀と青春と未来への希望を子どもにからめて描いた感じか。

ヒューマンドラマを狙いすぎなのはいいんだけど、ちょっとご都合主義的な展開というか、やりすぎちゃった感はあるかなー。

いつものことといえば、いつものことなんだけど。

読みやすいし、どんな感じで話を終わらすのかも気になったので、最後まで一気に読めた。



ま、独り身だと、話にでてくるのとは別な意味で負け組のような気もするけど(^_^;)
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居眠り磐音 江戸双紙

陽炎ノ辻―居眠り磐音 江戸双紙

寒雷ノ坂―居眠り磐音江戸双紙

花芒ノ海―居眠り磐音江戸双紙

雪華ノ里―居眠り磐音江戸双紙

龍天ノ門―居眠り磐音江戸双紙

雨降ノ山―居眠り磐音江戸双紙

狐火ノ杜―居眠り磐音江戸双紙



NHKドラマでもやってた時代小説のシリーズ。(ドラマは見てないけど)

武士より商人が力をつけてきている時代、ご多分にもれず借金を抱えてしまっている藩の財政再建に尽くそうと、坂崎磐音は同じ志を抱く幼馴染2人と共に国元へ帰ってきた。しかし、そんな3人をある事件が襲う。

事件後、1人藩を離れた坂崎磐音は、浪人となり、江戸で長屋暮らしをはじめる。

陽だまりで居眠りする猫のようなくせに、いざとなると疾風のように襲いかかる剣の使い手、坂崎磐音。

のんびりとした、飾らない人柄で、長屋の連中や、用心棒として雇われた両替商などを始め、色々な人に好かれる磐音が、悪事だけは見逃さず、颯爽と悪を斬る。



基本的に、貧乏長屋暮らしの磐音が新しい仕事を頼まれたり、友人知人に巻き込まれたりで、事件が起こり、悪人とのきったはったがあって終わる勧善懲悪、短編連作。

仲間(?)になっていくメンツも面白みのある人が多くて楽しい。





さくさく読めるので、とりあえず、1?7巻を読破。

個々の事件も面白いが、国元の事情があったり、許婚の奈緒さんを探したりが、どうなるのだろう・・・という引きになっていて、ここまで、一気に読み進んだ感じ。





以下ネタバレ含むので折りたたみ。
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予想どおりに不合理

予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」



人の判断ほど、いい加減なものはないことがよく判る本(^_^;)



本を開いてぱっと見、読みにくそうだけど、具体的な実例が豊富なので、適当な所から拾い読みしても面白い。

最近、類書が多いようだけど、基本的に、著者が実際に行った実験の結果を書いているので、その実験の様子がまた面白いかも。



単純なところでは、最高級品が展示してあると、それよりちょっと価格が下の物がお買い得品として良く売れるとかは、まぁ、想像がつく。



もうちょっと凝ってくると、甲乙つけがたいAとBがあると判断に迷うが、AとBに加えてBの粗悪品B'があると、B'より上等なBは、Aよりもすばらしく見えてしまうとか・・・よく引っかかってそうだ(>_<)



人はややしい判断を丸投げできる機会があれば、簡単にそっちになびく生き物のようですorz



図書館の新着図書を、ちょっと拾い読みした段階なので、そのうち全部読む予定。
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現人奇談

現人奇談



半精霊の琴平敏生(ことひらとしき)と、作家で追儺師の天本森(あまもとしん)が各地で霊障を祓う仕事をしたり、事件に巻き込まれたりして、ラブラブになっていく(いやラブラブなのは最初からか)シリーズ・・・・えっと、何巻目だっけか。

今、手元にないので、アマゾンで確認しようとしたけど、挫折・・・orz。たぶん、二十数巻目。

3年ぶりの新刊。



敏生の絵の師匠が亡くなり、残されたスケッチブックとともにある願いが託される。それを果たすべく旅に出た2人だが……。

そこで霊障があったり、その他の皆さんも顔をだしたり、最後はラブラブモードで終わったり、ある意味シリーズ再開にふさわしいオーソドックスな展開。

ちょっぴり、諸悪の根源、天野・父がらみの話も新しいネタがでたけど、概ね今後にむけて、状況の再確認といった所か。



しかし、久々に読むと、甘いなぁ。あまーい。甘い。甘々。

あてられっぱなしの龍村先生も大変そうだけど、常に2人の側を離れず、羊人形の中で、みざるいわざるきかざるをしてるだろう小一郎、ガンバレw
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今日こそ 死神姫の再婚 -微笑みと赦しの聖者

ということで、昨日かきそびれたコレの感想を。



死神姫の再婚 -微笑みと赦しの聖者



豊作祈願祭で賑わうアズベルグ。領主である<アズベルグの暴君>カシュヴァーン・ライセンと、妻である<死神姫>アリシアをはじめとするライセン一家や、傭兵団のバルロイ、<時計公爵>ディネロといった招待客たちも、祭りの賑わいの中にいた。そこへ、飛び込んできたのは、普段は嫌みなぐらい冷静な<レイデン家の教育係>セイグラムの負傷しボロボロになった姿。彼は、<レイデン家当主>が、翼の祈り教団に拉致されたと告げて気を失った……。とうとう、教団との戦いの火蓋がきって落とされたのか? 風雲急を告げる第5巻。



と、真面目に書いてみたけど、中身は相変わらずラブコメ?というかひたすらドタバタと。状況はシリアスだし、色々と痛いのだけど、キャラの性格が性格だから・・・という微妙(絶妙?)なバランス。



今回も、新キャラが登場し、どんどん人が増えてくる死神姫ワールド。そして、どいつもこいつも、空気が読めないんだか、わざとはぐらかしているんだか、個性派キャラもここまでくると、キャラがかぶっている部分もあるように思えるのに、意外と混乱しないのは、肩書きと、シリアス展開時に垣間見える性格・エピソードがキャラを特徴づけているからかなぁ。



うまいんだよな? ・・・たぶん。

このシリーズが商業デビュー作ではあるけど、ネット上ではずっと読んでいたので、長くなるのも、どんどん人が増えていくのはいつものこと・・・と思うから、判断しづらい。



ちなみに、サイトは作者名でぐぐったら出てくると思うのだけど、一部完全に成人腐女子向けで、中でもお気に入りは「生贄志願」シリーズと「主よ憐れみ給え」。

「生贄志願」はタイトルからしてアレだし、「主よ憐れみ給え」にいたっては、完全にダーク系だけど(^_^;)



(あれ、ぐぐってもでてこなかった・・・さすがに商業デビュー後は取り上げているサイトが増えてるなぁ。リンクフリーとのことなので、興味のある人はここから→明月館





ま、そっちの話は始めると長くなりそうなので置いておいて、死神姫の話。



今回は(今回も?)ディネロが格好よかったw

この人もアリシアの影響で少しずつ変わってきてます。このままいくと、普通に領主様やれそうなんだけど、まぁ、そうなると困るのは確かなので、よき理解者止まりなのかなぁ。



カシュヴァーンは、相変わらず不遇の人。いつか、この人が心穏やかに過ごせる日が来ますように。もう少しだ(たぶんw)ガンバレ旦那様。



そして、ティルナードは相変わらず痛い(>_<) でも、がんばった。

偉いよ。

生来のMじゃないだろうに、ここまで教育されちまってるのかって気もしないでもないけど・・・でも強くなった。



で、(作者の中で)裏死神姫シリーズがあるとしたら、これはやっぱり、ティルが主人公なんだろうな・・・と、思わなくは無い(^_^;)
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死神姫の再婚 -微笑みと赦しの聖者

死神姫の再婚 -微笑みと赦しの聖者



昼休みに読み終わったので感想書きはじめてたのに、保存したメモリスティックを職場に忘れてきたorz
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おせっかいなゴッドマザー―(株)魔法製作所

おせっかいなゴッドマザー―(株)魔法製作所



3巻目。晴れてラブラブな2人に襲いかかるアレコレ。

読みやすいので苦になるってほどじゃないのだけど、亀のような展開がちょっとダルくなってきたかも。

おくてな2人が亀のようなスピードなのは全然かまわないのだけど、仕事(魔法)関係の方が・・・いいかげん、もうちょっと手の打ちようがあってもいい気がする。主人公に見えない部分が描かれないからか、状況が後手後手で鬱陶しい(>_<)

表題のゴッドマザーにイラついたのもあるけど・・・。



続きはまだ翻訳されてないようだけど、いつ頃でるのかなー。
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赤い靴の誘惑―(株)魔法製作所

赤い靴の誘惑―(株)魔法製作所



2巻目。

社内スパイ事件の発生と、この手の話のお約束、田舎から両親が!編。

しかし、偉大な魔法使いがいたり、黒魔術による脅威がと言ってるわりに、敵は相変わらず小さい、話も魔法も主人公の回りでこじんまりと。 

まぁ、メインはふつーの女の子だしね。



とりあえず、乗り物を呼び出すのは便利そうだけど、タクシーはともかく、毎朝の地下鉄。運行ダイヤとか気にしちゃいけないんだろな・・・きっとw
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