海の底
本の感想 | 2009.02.17 Tuesday 19:36
海の底
桜祭りで賑わう横須賀に「海の底」からトンデモナイ奴らがやってきた。人が死に、パニックが起こり、十数名の子どもたち(と幹部候補生2名)は潜水艦に閉じ込められる。
プライドと命をかけて市民を守ろうとする機動隊と、出動要請がないため出るに出られない自衛隊。米軍横須賀基地の思惑。
ベストをつくすために大人たちは奔走し、一方で、隔離された潜水艦の中では、悩みを抱えた子どもたちのドラマが繰り広げられる。
というわけで、タイトルと装丁に反して、設定はおもいっきりB級パニック映画。予備知識なしで読んだので、こういう話だとは思わなかったけど、面白かった。
この作者の本は、
阪急電車
に予想以上にはまってしまい、職業柄、気になりつつも見合わせていた
図書館戦争シリーズに手を出し、実際の図書館業務のアレコレと照らしながらニヤニヤし、
レインツリーの国を読んだ所までだったので、
後書きなどで言われてた、怪獣とか自衛隊がでてくる話、というのはこういうのかと思ったw
阪急電車とか図書館戦争とかもそうだけど、大勢の人物が出てきて、中にはステレオタイプな人もいるのに、誰もが魅力的なのは、作者の筆力なんだろうなぁと思う。
トンデモ設定だけど、心理描写や人間ドラマがしっかりしてておもしろかったので、ラノベ系ダメな大人にも、装丁でごまかして読ませてみたい気がしないでもない(一図書館員の野望=自分がラノベ読みなもんで、割と色々な本を読む人に、面白いとおもってオススメした本を、イラストで「こーいう表紙のはうけつけないのよねー」といってハネられると、もったいないなぁと思うわけです)
桜祭りで賑わう横須賀に「海の底」からトンデモナイ奴らがやってきた。人が死に、パニックが起こり、十数名の子どもたち(と幹部候補生2名)は潜水艦に閉じ込められる。
プライドと命をかけて市民を守ろうとする機動隊と、出動要請がないため出るに出られない自衛隊。米軍横須賀基地の思惑。
ベストをつくすために大人たちは奔走し、一方で、隔離された潜水艦の中では、悩みを抱えた子どもたちのドラマが繰り広げられる。
というわけで、タイトルと装丁に反して、設定はおもいっきりB級パニック映画。予備知識なしで読んだので、こういう話だとは思わなかったけど、面白かった。
この作者の本は、
阪急電車
に予想以上にはまってしまい、職業柄、気になりつつも見合わせていた
図書館戦争シリーズに手を出し、実際の図書館業務のアレコレと照らしながらニヤニヤし、
レインツリーの国を読んだ所までだったので、
後書きなどで言われてた、怪獣とか自衛隊がでてくる話、というのはこういうのかと思ったw
阪急電車とか図書館戦争とかもそうだけど、大勢の人物が出てきて、中にはステレオタイプな人もいるのに、誰もが魅力的なのは、作者の筆力なんだろうなぁと思う。
トンデモ設定だけど、心理描写や人間ドラマがしっかりしてておもしろかったので、ラノベ系ダメな大人にも、装丁でごまかして読ませてみたい気がしないでもない(一図書館員の野望=自分がラノベ読みなもんで、割と色々な本を読む人に、面白いとおもってオススメした本を、イラストで「こーいう表紙のはうけつけないのよねー」といってハネられると、もったいないなぁと思うわけです)
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