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青嵐

本やゲームの感想などを書いてます。
(時々腐女子な発言をしますので、意味のわからない人、嫌いな人はご注意を)
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帰る場所

帰る場所



昔懐かしい感じのBL系小説。というか発行が10年前だし、そのものか? 図書館でみつけたもの。 



亡き姉が残した喫茶店と姪が何よりも大切な青年・玲一は、ある日、行き倒れの男を拾う。次々に襲ってくる様々なトラブルから、何とか店と姪だけは守ろうとする玲一に、男は強引に用心棒を買って出るが・・・。

ベタな設定と展開ではあるものの、つい惹きこまれ完読。涙腺弱いからなぁ・・・こーいうのは弱い(^_^;)
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残酷号事件

残酷号事件



久々のシリーズ新刊。

もともと、このシリーズで上遠野浩平を読み始め、なかなか新刊がでないから他のシリーズにも走っていた感があるので、新刊がでるのは素直に嬉しいw

とはいえ、各事件の内容は、おぼろげなイメージでしか覚えていないし、登場キャラも多いので詳細は忘れてるのだけど(^_^;)

でもまぁ、今回の主役は、なんといっても残酷号とその周辺だし、彼等については語られるのでNP。

独特の世界観と物語を、今回も堪能できた。

しかし、残酷号という存在というか、システム? 何かを連想させますな・・・。まぁ作者が同じ訳だから根っこの部分は一緒でもおかしくないのだけど・・・。





あと、全然関係ないのだけど、システムというと、先月読んだ短劇のカミサマとか、ちょっと前に読んだモダンタイムス(あれ、これの感想書き忘れてるな)とかがでてきて、「そーいう仕様だからw」で片付けてしまっていいものも悪いものも、雑多に連想中・・・。
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虎と月

虎と月 (ミステリーYA!)



山月記は好きだ。教科書に載っていたのを見たのが最初だが、子供向けの聊斎志異や水滸伝が好きだったから、すんなり世界に入り込め、中島敦の無駄がなくキレのある文章に憧れた。

自らの才をたのみ孤高の中で夢破れ虎になった男の姿に自分を重ねてドキドキした。たいした才もないのに自尊心ばっかり高く、怠惰で臆病なので切磋琢磨をよしとしない。程度の差はあれ、現代っ子ならそんな部分があるのでは。(俺だけか?(^_^;))

ついでに、虎になった旧友の声を聞き分け、久闊を叙する中華の男の篤い友情にも萌えた(俺が腐だからじゃないよ?・・・たぶん)



「虎と月」はそんな「山月記」をもとに書かれた中高生向けミステリー。

山月記で虎となった男の子供が、虎となった父を探しに・・・というか父が虎となった理由を探しに、旅にでる。

中高生向けということで、すらすらと読める作品(1時間ちょっとで読了)に、少年の冒険と謎解きが凝縮。ことの真相も山月記の世界を壊すことなく山月記に新たな解釈を加えてて面白かった。

少年(そういえば名前がないな)の今後が楽しみ。山月記からは離れてしまうだろうけど、世界ができているので、続編がでても面白そうだw
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電器屋さんの本音

電器屋さんの本音



家電量販店に勤める著者が、日々の仕事の中で見たこと感じた事をつづったエッセイ。というか、もともとネット上で書いていることなんで、内容については、「電器屋さんの本音」を見た方が早いw

笑える話や、驚いた話、失敗談、しんみりする話など。

どんな業種でも裏話や本音の話は面白いのだけど、普段から利用している家電や家電量販店の話なので、身近に感じる。

軽く何かを読みたいときに、ネット上のも読んでいこうかと。
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短劇 追加

短劇

先日感想を書いた後で、結局、まだ読んでいなかった作品も全て読んでしまったので、感想追加。



「最後の別れ」の兵士Aと兵士Bの選んだ道にちょっぴり浪漫を感じて萌(*'-')

「物件案内」オススメ物件ないかなぁ・・・あんたは将来に期待がもてないから、今を楽しむためにコレ!とか言われそうだが(汗

「試写会」人の振り見て我が振りなおせ、と・・・ダメだしはされたくないものです(怖) 

「カミサマ」そういう仕様なんだろうなぁ・・とw

「ゴミ掃除」ありがちなネタなんだけど、ね。

「最先端」これもSFネタではありがち。個人的には道原かつみのまんがというか、原作の麻城ゆうを連想。
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短劇

短劇



10頁前後の短編。いわゆるショートショートに近い形の作品集。短いだけに、中身は説明しにくい。

帯に「少しビターですが、お口にあいますでしょうか。」とあったけど、まさにそんな感じか。

普段の路線とはまた違う一面をみたような、でも、なんかこう、精神的にイタいような面はもともと見えてたような。嫌いじゃないが。

人によっては気持ち悪いと感じるかもしれない。ホラーっぽいところがというんじゃなくて、精神的にやっちゃった感があるというか。巧く言えないが、ダメなひとはダメかも。



例によって図書館に入った本をナナメ読みというか、全部は読んでいないのだけれども、ショートショートらしく意外な所に話が落ちて笑えたモノとか、予定調和だけど良かったモノとか。

今のところ気に入ったのは、人気のないオフィスでの出来事をみている意外な「目撃者」、究極のおタク?「変わった趣味」、「秘祭」はそこに持っていくかwという感じで、「眠り姫」もそうきたかぁという感じで、最後の「いて」は何というか・・・くくくぅってことで(読めばわかる)

我ながら、ひどい感想だ(^_^;)



話によっては毒があったり、苦かったりもするけれど、結局はチョコレートみたいで後味は甘いというか・・・毒入りチョコレートってのも、どうよw
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れんげ荘

れんげ荘



有名広告代理店で働いていたキョウコは、45歳で会社を早期退職した。

入社した頃は、クライアントの機嫌をとるための接待の日々だった。毎日毎日、夜遅くまで酒やお愛想で饗応し、夢中で仕事をこなしていったが、30歳を前にして、働きづめだった父が死に、バブルも崩壊。営業の仕事に疑問を感じていたキョウコは事務職にうつった。定時に帰れるようにはなったが、今度は毎日のように母の愚痴をきくハメに。

そんな生活に嫌気がさしていた時にテレビで月10万で30数年暮らせるだけの貯金をもって、すっぱり仕事をやめてしまったアメリカ人女性を紹介していた。これだ!と思った。

幸い、使う暇のなかった給料はそれなりに貯まっていたので、更に貯金の日々を重ね、45歳にしてやっと自分の望むような生活ができることになったのだ。

月10万で暮らすということは、家賃は3万円ぐらい。見つけたのがれんげ荘だった。トイレとシャワーは共同だし、かなり古いけれど、清潔にされているし、木陰にあるのも雰囲気がよかった。

さっそく引っ越したものの、それまで高級住宅に住み、家事を母親まかせにしていたキョウコには思いもよらぬことが続出で・・・。



個性的な隣人が住み、梅雨の湿気や、夏の暑さ、冬の寒さに、虫の来襲など、自然環境の影響をモロにうける「れんげ荘」。

貧乏でも心豊かに暮らしたいと願うキョウコの「れんげ荘」日記。





いいなぁ貯金生活w 

「れんげ荘」はさすがに自然環境(^_^;)が厳しいので、住環境はもうちょいとマシにしたいけどね。

まぁ、うちは田舎なんで、以前住んでいたとこだって風呂付きで2万5千円だったから、物件はありそうだがw



しかし、キョウコさんみたいな給料は貰えないからなぁ。宝くじでも当たらない限り、貯えはできなさそう・・・(>_<)
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恋文の技術

恋文の技術



京都の大学から、遠くはなれた能登半島の実験所に飛ばされた大学院生。実験所には先輩にあたる研究員が1名いるものの、あとは何もない誰もいない場所。実験以外にすることもなく、暇をもてあました男は、大学の仲間に、妹に、作家の森美登美彦に、手紙を書き送る。そこから始まるいくつもの文通。恋文の技術をみがくのだ!と、男はせっせと文通に励む。後輩の恋愛相談にのり、先輩とは丁々発止(?)のやりとりをし、妹には説教をし、作家の愚痴を聞き流し・・・そして肝心の恋文の方は・・・。



全編、やりとりされた手紙で構成された書簡体小説。とはいえ、いつもどおりの、おかしくも哀しい男のホンネだだもれ(にみえる)一人称のままで、それが手紙の形をしてるだけなので、森美節(もりみぶし---著者独特の語り口調をこう呼びたい)は全開。

あれだけの手紙が書けるんだから、実はかなり頭がいいんだろうけど、阿呆なのもいつものこと。真面目に阿呆なことをやってのけ、何故かそれが魅力になる。不思議世界。



面白かったけど、個人的には「有頂天家族」の続編が早く読みたい。

「夜は短し歩けよ乙女」もよいけど、個人的には「有頂天家族」の方かなー。そろいもそろって阿呆な四兄弟が、それぞれに魅力的なので。贔屓は「井の中の蛙」な矢二郎兄でw
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胡蝶の失くし物―僕僕先生

胡蝶の失くし物―僕僕先生



2巻がでたばかりだとおもっていたのに、早くも僕僕先生の3巻目。

あいかわらず、僕僕先生と不肖の弟子・王弁の珍道中を描いた連作短編なのだけど、今回は暗殺集団・胡蝶がでてきたり、前回でてきた謎の術師の姿も見え隠れしたしで、どんどんレギュラーとか準レギュラー陣が増えて来た感じ。

前回からの薄妃も一緒だし、旅の道連れも増えてきて、雰囲気的には西遊記。

西遊記のようにハッキリとした目的があるわけじゃないので、この先どこへいくのか、また僕僕先生と王弁をはじめ、皆がどうなっていくのかが楽しみ。
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三匹のおっさん

三匹のおっさん



還暦を迎えても、まだまだ老け込むなんて考えられない、元3匹の悪ガキが、「じいさんじゃなく、おっさんと呼べ」とばかりに結成したのがご近所の平和を守る自警団。

剣道師範のキヨと柔道家のシゲの武闘派2人と、機械いじりと情報収集が得意な頭脳派ノリの3人が、それぞれ長所を活かして、痴漢や動物虐待、売上強盗、催眠商法など、様々な悪を斬る。





ほのぼのと、さわやかに、でも、きっちり事件は解決する彼らの活躍には惚れ惚れします。

基本的に、主人公は3人のおっさんな訳だけど、そこは有川浩ってことで、ラブコメ担当の高校生コンビもしっかり活躍。

1話完結の事件簿でもあるので、続編に期待。



しかし、以前から母が買ったある物をちょっと胡散臭く思っていたんだけど、催眠商法の話にでてくるものに非常に似ていた・・・というか全く同じだったorz

さっそく調べなおして母を説得、破棄決定(>_<)
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