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青嵐

本やゲームの感想などを書いてます。
(時々腐女子な発言をしますので、意味のわからない人、嫌いな人はご注意を)
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日本人の知らない日本語2

日本人の知らない日本語2



1巻が面白かったので、2巻目も即購入。図書館にだけど。

日本語学校の先生と生徒(外国人)のバトルのようなやり取りと、言語感覚のずれが笑いを呼ぶコミックエッセイ。



やっぱり楽しい。1巻よりパワーアップしてるところもあって○



1巻が思ったより図書館で借りられてなかったので、2巻とあわせて、ちょっと宣伝してみよう。

たぶん気にいる人は多いハズ。
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雀、大浪花に行く―大江戸妖怪かわら版〈5〉

雀、大浪花に行く―大江戸妖怪かわら版〈5〉



雀の見聞録パート2。タイトル通りの内容で、別名食い倒れ日記。

大浪速=大阪=食い倒れという感じで、前回の竜宮ほど異世界然としてないからか、ちょっと見聞録としては物足りない気はする。

見どころは大江戸の外の世界がどうなっているかの記述が具体的になってきたことと(ここに来て決めたのかなーとも思うけど)、鬼火の旦那の秘密がちょっぴり明らかになったことか。
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ミレニアム

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上他 





スウェーデン発のミステリー三部作(全6冊)

評判がよかったので図書館にいれたのだけど、1巻を手にとったら止まらなくなった。これはミステリー好きにはオススメしやすいかも。



主人公は2人。隠された悪を明らかにすること、怠惰なジャーナリズムを叩くことに使命感を覚える正義のジャーナリスト・ミカエルと、凄腕の調査員だが、全身をタトゥーとピアスで武装し、見た目はガリガリにやせた少女にしか見えず、謎も多いリスベット。



1巻は大物実業家の悪を暴こうとしたミカエルが逆に名誉毀損で有罪になるところから始まる。第一線を離れ、鬱々とするミカエルのもとに持ち込まれる過去の失踪事件の調査依頼。最初は気が進まなかったミカエルが事件の解明に夢中になっていくにしたがって、読んでいる方も引き込まれていく。

一方で、ミカエルの身辺調査を依頼され、それを完了したリスベットは、ミカエルのことで知らないことはないという状態で、思いがけずミカエルの仕事を手伝うことに。

人間だれしも秘密にしておきたいことがあり、それを暴かれれば嫌がるものだが、あっけらかんとしたミカエルの態度に戸惑うリスベット。隠すことが何もないかのようなミカエルと隠し事だらけのリスベット。対照的な2人だが、協力しあうことで、過去と現在をつなぐ謎が明らかになっていく。



2巻では、リスベットに焦点が移り、その生活や過去が次第に明らかになっていく一方で、殺人事件が起こり、それを捜査する警察小説の様相を見せる。独自に調査するミカエルの執念を応援したい。



3巻では、さながらスパイ小説のような公安と警察とジャーナリストとの探りあい、騙し合い。そして裁判所での対決シーンと、1巻から3巻まで、すべてがつながっていながら、別々の様相をみせる展開が飽きさせない。



登場人物は多いが、それぞれの個性を際立たせる記述があって、それが邪魔にならず、全員がちゃんと生きているのを感じさせている。名前は覚えられなくても、要所要所でちゃんと個性にあった行動をしているので、登場人物の多さによる混乱も少ない。というかなじみがないせいか似たような名前ばっかりに感じたが、名前で覚えてなくてもなんとかなった(汗



全編を通して、性別や人種による偏見、差別に厳しい目を注ぐ著者の態度がはっきりと現れている。特に女性に対する男性による偏見、軽蔑、暴力をくり返し描き、それに対抗する女性たちを描いている。その象徴がリスベットであり、そのハードボイルドな生き方には憧れる(あまりにも辛いので、そういう境遇にはなりたくないが……)

現在、1作目の映画が公開中らしいので、どういう風に描いたのかはちょっと興味がある。



しかし、作者が急逝し4作目以降を読めないのが残念。冥福を祈りたい。
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スイートスイーツショコラ

スイートスイーツショコラゆうき りん (著), ヒガシ マサユキ (イラスト)



コバルト文庫のファンタジー作品を幾つか読んだことはあるけれども、最近のはまったく知らなかった著者の本。図書館で見かけて、えらいかわらしい表紙だなと思ってパラパラとやったら、読みふけってしまった。読みやすい軽い文章なんだけど、設定と文章力はある気がする。



パティシエが主人公の話は時々あるけど、ショコラ専門の、ショコラにこだわりを持っている話はたぶん初だったので、面白かった。

周りの人たちも個性、特に食べ物に個性があって、いわゆる美食家・一流グルメというのとも、香月日輪の作品のような素朴?ながらも美味しそうなものを美味しそうに食べてる、というのともまた違って楽しかった。



自分は面倒くさがりなので、自分だけのために時間をかけて美味しいものを作る努力をするぐらいなら、適当にすませて別のこと(まぁ、たいていはゲームの時間・・・)してる方だけど、たまの外食とかでホントに美味しいものはおいしいなぁと思うわけで、普段の、そんなどうでもいい食事で生活習慣病になってるぐらいなら、もうちょい考えて、美味しいけどカロリス(「長寿遺伝子を鍛える」より)な食事+たまの外食を気兼ねなくという感じに食事を楽しまないともったいない気はするなぁ。

でも今日のおべんとはコンビニのパンなんだよな orz

あ、明日から・・・ということで。
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クラッシュ・ブレイズ - オディールの騎士

クラッシュ・ブレイズ - オディールの騎士茅田 砂胡 (著), 鈴木 理華 (イラスト)



海賊と女王の海辺のバカンス編。

当然、ただですむわけもなく、事件に巻きこまれ・・・というか、事件が起きそうなところへ一直線w



海賊とウェディング・ベルでもそうだったけど、ジャスミンもつくづくわけアリの子を放っておけないタイプだよなぁ。リィもそうだけど。そしてケリーも面白い(きなくさい)方へ方へと進んでいくタイプだし。



そしていつもどおり仕事をしているはずのマクスウェル運送が、いつのまにか巻きこまれ、金銀2人も巻きこまれ・・・。(今回は黒は出番なし)



このシリーズの人間離れしたメンツは強すぎて、誰かが誘拐されたとか、危険が迫っているという状況は嘘くさいというかコミカルにならざるを得ないので、それよりは今回みたいに、助けようと思っている誰かを守って動く方が、それらしいし、格好よいかもと改めて思った。



シリーズとしては、ダンもようやくキングに慣れてきて、憧れの人だったことを再認識してたり、両親が両親であることをぼそっと(いつもの反発というか無駄な抵抗?もなく)つぶやいていたのが、ちょっと印象にのこった。



デル戦のころから4ヶ月に一度、ほぼ定期的にでていたシリーズもここで一旦休止とのことで、次がいつになるかわからないけど、またすぐに元気なメンツに会えるんじゃないかなと、期待してみる。すでに15冊もでていたんだなぁ・・・クラッシュ・ブレイズとしても。暁の天使たちを合わせたら、すでにデル戦より長くなってるんだ。
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ソウル・コレクター

ソウル・コレクター ジェフリー・ディーヴァー (著), 池田 真紀子 (翻訳)



前作ウォッチメイカーの純粋な続きというわけではなく、別の犯人による事件が発生。身に覚えのない殺人の罪で囚われたのは、リンカーンの従兄弟アーサーだった。あらゆる証拠が揃い、有罪は確実という状況の中、逆に揃いすぎている証拠を不審に思ったリンカーンは、いつものチームを集めて独自に調査を開始する。



ネット上からあらゆる個人データを入手し、書き換え、人を意のままにあやつる犯人を相手に、リンカーンたちは翻弄され苦戦をしいられながらも、捜査の手を緩めず、次第に犯人を追い詰めていく。



しかし、作中にでてくる巨大データベースには、名前や住所はもちろん、家族や恋人、友人、学歴、職歴、嗜好、買い物暦(クレジットカードやオンラインショップの記録)や、ブログ、Webの履歴、ICタグがついている所持品から割り出した現在地など、あらゆる個人情報が集積されている。

これはもう個人データの流出とかいうレベルの問題じゃないけど、違法性を度外視すれば、今の情報科学でもやってやれないことじゃないのかなぁと思うと恐ろしい。

作中ではこれを利用して犯罪の芽を摘もうという話があって、プロファイリングから発展させて、罪を犯すであろう人を事前に予想するというものだが、そうなるともう、いきすぎた管理社会、強権国家への道をまっしぐらという感じ。

当然、作中ではそれに警鐘を鳴らしているのだけど・・・。
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はむ・はたる

はむ・はたる



前作、烏金で、スリやかっぱらいから足を洗った勝平以下13人の孤児たち。彼らが江戸の下町でたくましく生きていく姿を描いた連作集。



作品毎に主人公になる子どもが変わり、それぞれに孤児となった理由や、抱えている悩み、得意とする事などが違っているが、皆精一杯いきていて、いつまでもワイワイやっていて欲しいと応援したくなる。



個人的にはハチくんの来し方行く末が気になるけれども、まぁ、本人はハナちゃんを見守っていられれば幸せなんだろうなぁ。
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デンデラ

デンデラ



主人公が70歳の老婆で、登場人物が70?100歳の老女50人と1匹の羆という異色の小説。70歳で姥捨て山に捨てられた老女たちが、村には秘密の共同体「デンデラ」で暮らしているのだが、自分たちを社会的弱者として搾取し、最後には捨てた村に、恨みを抱く者、デンデラでの暮らしを少しでもよくしようとする者、70歳で極楽浄土にいけるはずだったのに、何故助けたんだと憤る者。それぞれの思惑を吹き飛ばすかのように襲い来る羆・・・。

弱い弱い、未来がないといいつつ、羆に特攻かます婆さんとか、跳ね返されて吹き飛ぶ婆さんとか・・・かなりとんでもない部分のある話(・_・;)

基本的に雪山の話なので、寒い部屋では読みたくはなかったのに、つい最後が気になって読んでしまった(^_^;)



未来に希望があるとは言えない人たちが、それぞれの生き方、死に方を模索するという意味では読み応えはあったのだけど、でも、微妙に婆さんという感じじゃなくなってたので、それもどうなのかなぁ。
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レインツリーの国

レインツリーの国



前にも他館で借りて読んだのだけど、勤務先の図書館で文庫本を買ったので読み返し。

最近、「フリーター、家を買う」をきっかけに、「阪急電車」「三匹のおっさん」と、図書館利用者の中でちょっとした有川浩ブームなので、文庫本400円とウチの少ない予算でも何とかなる範囲だったので購入決定。

全部揃えられればいいのだけど、そうもいかないしね・・・。



まあ、そんな図書館事情はおいておいて、好きな本がある程度かぶっていて、感性が近くて、でもちょっと視点が違って感想を言い合える・・・本読みにとっては、ある意味理想のカップルですな。



この本でのひとみの障害とか、伸行の過去とか、「フリーター、家を買うでの家族の病気」とか、それぞれが抱える痛みはあれど、それを包むこむ暖かさが自分も含めファンが多い理由なんだろうなぁ。



こんな感想ブログを立ち上げてはいるものの、うまく言葉にできないもどかしさにグルグルとすることばかりの自分も、せめて、彼らのように1つ1つの言葉に真摯でありたいもんです。
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星間商事株式会社社史編纂室

星間商事株式会社社史編纂室



腐女子の主人公の思考と行動は見ていて楽しいというか苦笑いというか(^_^;)



腐女子仲間3人それぞれの恋愛事情も興味深いのだけれども、あんな彼氏とどこで知り合ったんだろう・・・。うらやま(ry



文中に、「面倒くさい」は恋愛というイベントを木っ端微塵にする魔法の剣という表現があって笑ったのだけど、どっちかというと恋の魔法を打ち砕く魔法剣? そーいう意味では自分も強力なアンチマジックシールド完備というかディスペル魔法使いだからなぁー、ダメじゃんw
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