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青嵐

本やゲームの感想などを書いてます。
(時々腐女子な発言をしますので、意味のわからない人、嫌いな人はご注意を)
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妄想炸裂

妄想炸裂



直木賞作家の初期エッセイ。と書くと普通の本っぽいけど、BL漫画好き作家の妄想日記。と書くと一気に腐女子度がUP(笑)

2001年7月発行ということで、直木賞(2006年)どころか、小説家としても前年(2000年)デビューしたばかりという頃で、本人も「確定申告に著述業と書いたけど、実質フリーターとかわらない」と言っている。

この人の文章は、小説より先に小説Wings誌に連載してたBL思考のエッセイが先だったので、同じような感じかなと思っていたのだけど、あれほどBLだけに偏ってはいなかった。まぁ、それ系の妄想もありだけど。



面白く読んだ中で、バイト先の社長命令で「まんだらけ」に行った話がオタク色満載で特に楽しかった。

某古本屋で、ヴィンテージ漫画と同人誌の値付け担当という、実にオタク向けな、趣味と実益をかねた仕事をしている著者と同僚が、社長命令で「まんだらけ」に偵察へ。当然、仕事をそっちのけで漫画を買い漁り、楽しそうに仕事をこなし、嬉々としている様子がおかしかった。



自分も本好きで図書館勤務という、ハタから見れば十分、趣味と実益をかねた仕事をしているが、かなり小規模図書館で予算も少なく、日々の選書に、オススメ本をいれることがまずできない・・・ファンタジーどころか外国ミステリも厳しく、ラノベどころかふつうに図書館向けのYAさえ難しい現状。もうちょっと予算と奉仕人口が違えば、選書の幅が広げられるのだろうけどなぁ・・・年々難しくなる一方だ orz



ちなみに、この本は他の図書館の本。

この手のエッセイはともかく、三浦しをんの小説は、直木賞作品を初め、一応、一般向けなので、うち図書館でも買いやすい。

直木賞作品の「まほろ駅前多田便利軒」がラノベっぽかろうが、この秋映画公開もされる「風が強く吹いている」が箱根駅伝ホモ小説という妄想を元にしていようと、一般向け小説の顔をしているからNP。

そう、「風が強く?」は結構オススメしたかいもあって、うちの図書館でも貸出回数上位の方なのだけど、その元になった妄想が、このエッセイには出ていた。

うん、読んでいる時から、そーいう妄想が根底にあるのはわかっていたけど、当初は総ホモの予定だったとは思わなかったw
author : Kazamine | comments (0) | trackbacks (0)
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