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青嵐

本やゲームの感想などを書いてます。
(時々腐女子な発言をしますので、意味のわからない人、嫌いな人はご注意を)
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テメレア戦記〈1〉気高き王家の翼

テメレア戦記〈1〉気高き王家の翼



ドラゴンが、自ら主人を選び、共に戦い、唯一無二の絆を結ぶといったドラゴンライダー、竜騎士の物語は多々あれど・・・これは、新しい傑作。



イギリス海軍に所属するローレンスは、若くして1艦を率いる海軍将校。しかし、ある時、フランスの戦艦を拿捕し、そこに積まれていた卵から生まれたドラゴンに選ばれてしまった事から、思いがけずドラゴンの担い手となってしまう。



時は19世紀初め。フランスでは、ナポレオンが皇帝となり、海をはさんで対立するイギリスでは、ネルソン提督率いる英国艦隊がかろうじてフランスの侵攻を押さえていた時代。

ここまでは史実通りだが、そこに空を制する各国ドラゴン部隊の事情が加わる。

フランスは繁殖技術に秀で、大中小、各サイズのドラゴンを大量に配備。イギリス側は調教と交配技術に秀で、各種ドラゴンの長所をいかした戦術でフランスの侵攻を許さない。



そんな中、海軍から空軍への転向を余儀なくされたローレンスと、戦闘能力も高いが、知識欲旺盛で、寝る前にローレンスに本を読んでもらうのが大好きというドラゴン、テメレアの活躍を描いたシリーズ第1巻。



面白いという評判は聞いていたものの、翻訳物だし、架空戦記だし、ちょっと読みづらそうと思っていたのだけど、すんなりはいっていけた。



最初はドラゴンの事を何も知らないローレンスが、空軍やドラゴンについて知っていくにつれて、読み手もドラゴンがいる世界に引き込まれていくし、何といっても、ローレンスと、テメレアを初めとするドラゴンたちが魅力的。

ローレンスは既に1艦率いていただけあって、色々と紳士(ジェントル)だし、部下にも慕われているし、それでいてテメレアにメロメロだし、テメレアはテメレアでローレンスに一途だし、他のドラゴンたちも健気だし。とにかく、格好よく、可愛いw



そして一転、戦闘シーンでは、迫力あるドッグファイトをみせる。

大型のドラゴンになると、首の付け根に乗る担い手の他にも、背や腹につけた装具に爆撃や狙撃を担当する空兵が乗り込んだり、ハーネスに引っ掛ける命綱ひとつで、戦闘中のドラゴンの上を移動したり、飛行中にドラゴンの傷の応急手当をしたりする。



(戦闘機のドッグファイトシーンというより、何故かFFの高速飛空艇のムービーのようなものを思い浮かべながら読んでいた)



そして、ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)に優るとも劣らないドラゴンの種類の豊富さや描写、それにセレスチャル(天上の)というD&Dでも使われている(というか自分はD&Dでしかみたことがない)種族名にあれ?と思っていたら、あとがきの解説を読んで納得。

作者が色々なファンタジーやSFが好きでたくさん読んでいるのはもちろんだけど、PCゲーム版D&D「ネバー・ウィンター・ナイツ」の開発にも携わった人とはw

D&Dをはじめ色々なゲームのドラゴンのイメージも含まれているのだろう。(テメレアが石を見つけた時のシーンはお気に入りの1つ。あーやっぱドラゴンだーと思ったのでw)



ロード・オブ・ザ・リングの監督が映画化権を取得しているらしいので、実際に映像化されるのも楽しみ。



とりあえず2巻までは邦訳が出ているので、2巻目も読まなくては。
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ダブル・ジョーカー

ダブル・ジョーカー



情報戦を担うスパイにとって大事なのは如何に目立たずに情報を持ち帰るか……そのためには「死ぬな、殺すな」

国家のために命を賭けて戦うことを是とする帝国陸軍の中で、異色を放つ情報部、D機関を描いたジョーカー・ゲームに続く2冊目。



いやー、Coolだ。

1作目もそうだったけど、飛び抜けて鋭い知性と卓越した能力をもった者たちによる頭脳戦が、無駄のない文章で描かれていて非常に格好いい。



本当いうと、近代・現代の戦争を舞台にしたものは、戦争の悲惨さを抜きには語られないし、語っちゃいけないと思っているのだけれど、此処まで無駄なく冷徹に淡々と、しかし熱く描かれると、そこら辺は超越しちゃってる気もして、脱帽。
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ルーンファクトリー -新牧場物語-

ルーンファクトリー -新牧場物語-



前から気になっていたので、やってみた。

牧場経営ものとしては、ようこそひつじ村が先で、その後、牧場物語?君と育つ島?をやってみたのだけど、あまりにせわしなくて、のんびりできないのが嫌で挫折したぐらいか。

もっとずっと前には何かやった気がするけど、思い出せない(汗



ネット上にバグ報告が多かったので、ちょっと不安だったが、バグ対策(回避)を読んで、就寝時間とセーブに気をつけていたおかげか、2回ほどフリーズしたものの、致命的なことにはならずにすんだ。



ゲームとしては、作物を育てたり、採掘したり、モンスターを飼ったり、素材狩りをしたり、料理・鍛冶・彫金・薬などの作成をしたり、町の人と交流したりしながら、剣士としても成長させ、洞窟を1つ1つクリアしていくことで話が進みエンディングになる。



色々な要素がつまっているけど、それぞれが程々のボリュームで、丁度いい感じ。やりたくなければ必要最低限だけやればいいし、やりたかったら、ある程度やり込めるし。

ちょっとゲームバランスが崩れてるところ(たぶんバグ)もあるが、面白かった。



ちなみに、嫁をお屋敷メイドのタバサにしてみたので、モンスター小屋を建てるための木材調達が、一番、面倒だったかも(^_^;)
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旅のラゴス

旅のラゴス



実を言うと、筒井康隆は読まず嫌いというか、苦手意識が先に立つ。

理由はいくつかあるが、1つは、初めて読んだのが、図書館の新刊として入ってきた魚籃観音記で、紹介文を作るために仕事で読み始めたのだが、三文ポルノっぽい描写(わざとそうしてるのだろうが)に、こんなん広報で紹介できるかー!となったのが(^_^;)



が、某所で紹介されてて気になっていたこの本を、図書館(勤務先ではない)で見つけたので、つい衝動的に借りてしまった。

で、返却日がせまったので読んでみた。



面白かった。

これぞ旅ですねぇ。

本やゲームの力を借りて、日々、異世界を旅するのが趣味だけど、この旅はとてもよかったデス。
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ステップファザー・ステップ

ステップファザー・ステップ



1993年の作品の青い鳥文庫版。

ひょんなことから中学生の双子の継父(ステップファザー)になった、主人公。35歳独身、家族なし、職業・泥棒。

隣家(お屋敷)に盗みに入ろうとして雷に打たれ、落ちたところを両親が家出中の双子に拾われ、介抱され、指紋をとられ、脅され……、いやいやながらも双子の父親代わりをつとめる事に。



なんだかんだ言っても双子を見捨てられない泥棒と、マイペースに泥棒を翻弄する双子が、楽しい。

色々な事件に巻き込まれ、絆を結んでいく彼らを応援したくなる。



しかし、この表紙。かわいいけど、中学生には見えないよなぁ。下手したら小学生ですらない……。



以下ネタバレというか何というか、読んだ人向けなので、折りたたみ。
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ホペイロの憂鬱 JFL篇

ホペイロの憂鬱 JFL篇



サッカークラブのホペイロ(用具係)の主な仕事は、スパイクシューズの手入れだが、J2昇格をめざす相模原ビックカイトのホペイロ・坂上栄作の仕事は、それだけにとどまらない。

ビラ配りや、事務所の模様替え、警察で事情聴取されてる助っ人外人選手の引き取り、盗まれた応援フラッグ探しなど・・・はっきり言って雑用係だが、様々なトラブル解決にも駆り出されるホペイロの作業日誌。



ほのぼの+日常の謎なのはいいのだけど、謎解きがいまいち物足りないかなー。

プロサッカーチームの楽屋裏は面白かった。
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王子の優雅な生活(仮)

王子の優雅な生活(仮) 1

王子の優雅な生活(仮) 2



全体に漫画離れしていて、しばらく紫堂さんのも買っていなかったのだけど、薦められて気になったので購入。

天然王子の貴種流離譚。いや、放浪してないから流離譚じゃあないかw

前王筋の従兄弟に宮廷をのっとられ、命を狙われているにも関わらず、のほほんと森にすみついているし、上流階級からは見えてなかった困窮する国民を放っておけなくて、干渉しまくるし、目立ちまくるし。

お気楽天然だけど行動力だけは半端じゃなく、決めるときは決める王子には、「いい加減だが、莫迦ではない。」「有能だけれど、でたらめだ」(いずれも、雁州国王・尚隆に対する部下の評 by十二国記)と言っておきたい。

尚隆みたいに優れた王様になるには天然すぎかもしれないが、先が楽しみw



しかし、天然王子の常識が、もう1人の主人公、お城の下働きのアローや、現代人の目には、オカシく映っても、貴族にとっては普通だったのは、宮廷生活の本なんかをみても明らかなんだよなぁ……。
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風が強く吹いている

風が強く吹いている



映画のキャストを見たのと、先日読んだ「妄想炸裂」の影響で、再読。

やっぱ、妄想は妄想として、カップルコンビは多いけれど、スポーツ小説らしく昇華してるのがイイ(*'-')
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放浪探偵と七つの殺人

放浪探偵と七つの殺人



7つの短編全て、問題編と解答編にわかれているため、問題を読んで、事件を推理して、解答を読むということがやりやすくなっているのだけど・・・先が気になって、じっくり問題編を読み返すということをしないので、凝った話になると、一気に正答率が下がる(汗
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夏(休み)の宿題

8月中、昼休みとかに感想を書くだけかいて、帰宅してからのアップをさぼっていたら、貯めこみすぎた・・・。

今日の日付で全部アップするのもなんだったので、書いた日付でアップしたら、一見、さぼっていたのがわかりにくく(^_^;)

読んでも感想かいてないのとかもあるんだけどね・・・。

もともと、読書&ゲームプレイメモのつもりもあったのだし、せめてタイトルだけでも(>_<)
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