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青嵐

本やゲームの感想などを書いてます。
(時々腐女子な発言をしますので、意味のわからない人、嫌いな人はご注意を)
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やなりいなり





しゃばけシリーズ10作目にして、10周年本。

帯を見たときに、え?10周年?まさか?と思ったらホントに10年目なんですねぇ、もう。

図書館に揃えたのは2、3巻目がでた時からだったと思ったけれど、それでも7?8年かぁ。月日が立つのは、はやいな(>_<)



中身はいつもどおりに楽しくて、ちょっとせつなくて、いい感じでした。

前作「ゆんでめて」がらみのネタもちらほらと。



やなりいなり(家鳴り稲荷)その他のレシピ付き。

レシピの中の、お櫃(ないときは、ぼうる)とか、家鳴りが60まで数える間(1分間)とかの、表現が楽しい。





以下、ネタばれがあるんで、一応、畳みます。
「ゆんでめて」で、描かれたけど無かったことになってしまった時間も、どこかにあるんじゃないかなと思わせぶりな書き方でしたね。

ないけどある、あるけどない。そんな曖昧だけど、大切で貴重な時間……。



とおもってしまうのは、個人的にはFF11のせいでしょうかw

公式も非公式もその手のネタがたくさんあるけど、うまく表現されていると、しみじみしたり、格好よかったりで、ホントいい感じなので。

(うちの駄文の1つもある意味それ系のハズなんだけど……色々ダメだった気がorz)





しゃばけに話を戻して、最後の話。

友人を思い、生霊となっても友のために尽くす友情物語。



生霊の話はその前にもあったけど、距離を無にするということで、生霊じゃないですけど「雨月物語―マンガ日本の古典〈28〉 (中公文庫)の「菊花の約(きくかのちぎり)」を思い出しました。

雨月というか、正確には「花伝ツァ」(大江山花伝 (小学館文庫)収録)かな。こっちを先に読んでいるので。(どっちも今は文庫しか出てないのかなぁ)



どちらも上田秋成の古典「雨月物語」から。

人の思いの強さ、せつなさは、今も昔も変わらず。



まぁ、「菊花の約(きくかのちぎり)」は究極の同性愛といわれているようなので、友情物語というよりはむしろ……ですけどw



って、あれ、しゃばけの感想じゃないなぁ、これじゃ;;
author : Kazamine | comments (0) | trackbacks (0)

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