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青嵐

本やゲームの感想などを書いてます。
(時々腐女子な発言をしますので、意味のわからない人、嫌いな人はご注意を)
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タラ・ダンカン 1〜2



1巻上下と2巻上下の4冊を図書館から。
小中高生に人気のある本を調べていたときにみつけて、図書館(職場ではないところ)に入っているのは知っていたけれど、主人公タラの絵があんまり得意な顔じゃなかったこともあって、手にはとっても読まず嫌いだったもの。
や、嫌いな絵ではないのだけど、こんな可愛い女の子が主人公のファンタジーで楽しめる自信がなかった……男の子やむさいおっさんの方が感情移入しやすいのも女子としてどうかと思うが(^^;)

今回、パラパラと出だしを読み始めたら止まらなくなったので借りてみた。
これは読書好きな女の子がハマるのもわかる気がする。
タラの言動が魅力的だし、個性的な仲間はそれぞれの信念に基づいて行動しつつもタラを助けてくれる。そんな仲間たちとのやり取りも楽しい。
まぁ、ちょっと逆ハーレム状態なのは、しょうがないw

何かにつけ児童ファンタジーの宣伝文句がハリポタを引き合いに出すのには辟易しているが、これに関しては、地球から魔法使い世界である異世界に行って見習い魔法使いになること。色々な先生に色々な友達。特殊な力を秘めた主人公の系譜など、フランス版、女の子版ハリーポッターと言われても当然な部分がある。
作者は狙ってやったのか、子どもが入りやすい王道をいったら自然とそうなったのか。まあ、でもハリポタよりもずっと展開も早く、読みやすいとは思う。2巻までしか読んでいないが、3巻の紹介を読んでもまた新しい展開が始まるようだ。

とりあえず今のところの贔屓は盗賊のカルとハーフエルフのロバンと小人(ドワーフ)のファフニールかな。地球にいたころからの友人ファブリスは、たぶんこれからもっと活躍の場してくれるはずw 
獣に変身するモアノーは最初の内気さがもうちょっと残っていたほうが、獣になったときとのギャップがあって面白かったような?
そういや全員魔法は使えるわけだけど、RPG的には斧を振り回すファフニールと獣化したモアノーの女の子2人が先になって敵に突っ込んでいって、短剣のカルと弓のロバンが遊撃手。タラはリーダー兼絶大な魔力の魔術師で、ファブリスは…スポーツ万能のはずなんだけど、いまのところ特性があまり出ないなぁ。最終的には魔法剣士ぐらいな方向性なんだろかw

ほんとうは3〜9の既刊全部も借りたかったのだけど、3が借りられていたのでとりあえず2まで。
買うにはちょっとデカイし高い;;
author : Kazamine | comments (0) | trackbacks (0)

天才探偵Sen 1〜5



配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)でデビューしたころから、ちょこちょこと図書館に入れていた大崎梢の児童書。今回、図書館に5冊だけ入ったので読んでみた。

探偵役は小学生の千(セン)と幼馴染の二人。それぞれ長所も短所もある3人組が公園の七不思議と強盗事件とか、オルゴール館とか、礼拝堂のある学園祭の謎などに挑んでいく。

キャラクター造形は小学生向けだが、謎部分はしっかりしていて、それなりに楽しめた。

図書館利用者で読者が何人かつけば続きも入るんだけどなぁ。
宣伝しようっと。
author : Kazamine | comments (0) | trackbacks (0)

ヴァルデマール年代記 続き

また溜まってる……。これじゃブログ当初の目的だった、読んだ本のメモ機能が果たせていない(-_-;)

とりあえず、前回書いたヴァルデマール年代記まとめ読みの続き。

追放者の矜持 上 - ヴァルデマールの絆 (C・NOVELSファンタジア)
追放者の矜持 下 - ヴァルデマールの絆 (C・NOVELSファンタジア)

再読、再読。
これがでる前、アルベリッヒには(実際の描写は別として)強面禿頭で武骨だけど心が熱いステレオタイプな武術指導官といったイメージを抱いてしまっていたのだけど、この2冊で過去や内面が描かれたことで人間味が増してより魅力的に。
カース国について復習もできたので、カースの神官カラルが主人公の「ヴァルデマールの嵐 第1部」へ。

太陽神の司祭 上 (ヴァルデマールの嵐1) (創元推理文庫)
太陽神の司祭 下 (ヴァルデマールの嵐1) (創元推理文庫)

東の帝国による侵攻と謀略、仇敵カーストの同盟など、それだけでも嵐に見舞われているようなヴァルデマールなのに、本当の嵐(魔法嵐)が酷いことに。
前作でエルスペスがヴァルデマールに戻った時の嵐の描写は伏線だったんだろなぁ。


そしてようやく最新刊。
ヴァルデマールの嵐、もう一人の主人公というべき感じになってきていた“東の帝国”軍の指揮官トレメイン大公が、合理的な組織での理想のリーダーといった感じで格好いいw
理想主義者じゃない癖に、部下や協力してくれる人民のために命懸けで行動するのはリーダーとして当たり前と思っているところが素晴らしい^^
ヴァルデマールに侵攻しなければならない立場だったのが、タイトル通り、叛逆ともいえる行動にでて、これからどうなるのかが気になる所。というか彼がどうするかというより、魔法嵐で連絡が取れない帝国がどうなっているかだよねぇ、これは。グタグタになってて皇帝もライバルも失脚していれば、もともと皇帝の椅子に近い後継者の一人だった彼がトップになるのもそう難しくないだろうし。
帝国の人たちはヴァルデマール憎しで攻めてきてる訳じゃなくて拡張主義的な政策が問題なわけなので、グタグタになっていればいるほど、拡張してる場合じゃなくなるし、帝国再建の立役者としてトレメイン大公が帝国をまとめ上げられるなら、半永久的な講和もできなくはないのかなと。
ただ、帝国とはいえ独裁国家ではないようなので、皇帝になれたとしてもどこまで国の方針を転換できるかは謎だけど。

次がでるのはいつになるのかなぁ……。
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author : Kazamine | comments (0) | trackbacks (0)
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