タラ・ダンカン 1〜2
本の感想 | 2013.03.23 Saturday 23:35
1巻上下と2巻上下の4冊を図書館から。
小中高生に人気のある本を調べていたときにみつけて、図書館(職場ではないところ)に入っているのは知っていたけれど、主人公タラの絵があんまり得意な顔じゃなかったこともあって、手にはとっても読まず嫌いだったもの。
や、嫌いな絵ではないのだけど、こんな可愛い女の子が主人公のファンタジーで楽しめる自信がなかった……男の子やむさいおっさんの方が感情移入しやすいのも女子としてどうかと思うが(^^;)
今回、パラパラと出だしを読み始めたら止まらなくなったので借りてみた。
これは読書好きな女の子がハマるのもわかる気がする。
タラの言動が魅力的だし、個性的な仲間はそれぞれの信念に基づいて行動しつつもタラを助けてくれる。そんな仲間たちとのやり取りも楽しい。
まぁ、ちょっと逆ハーレム状態なのは、しょうがないw
何かにつけ児童ファンタジーの宣伝文句がハリポタを引き合いに出すのには辟易しているが、これに関しては、地球から魔法使い世界である異世界に行って見習い魔法使いになること。色々な先生に色々な友達。特殊な力を秘めた主人公の系譜など、フランス版、女の子版ハリーポッターと言われても当然な部分がある。
作者は狙ってやったのか、子どもが入りやすい王道をいったら自然とそうなったのか。まあ、でもハリポタよりもずっと展開も早く、読みやすいとは思う。2巻までしか読んでいないが、3巻の紹介を読んでもまた新しい展開が始まるようだ。
とりあえず今のところの贔屓は盗賊のカルとハーフエルフのロバンと小人(ドワーフ)のファフニールかな。地球にいたころからの友人ファブリスは、たぶんこれからもっと活躍の場してくれるはずw
獣に変身するモアノーは最初の内気さがもうちょっと残っていたほうが、獣になったときとのギャップがあって面白かったような?
そういや全員魔法は使えるわけだけど、RPG的には斧を振り回すファフニールと獣化したモアノーの女の子2人が先になって敵に突っ込んでいって、短剣のカルと弓のロバンが遊撃手。タラはリーダー兼絶大な魔力の魔術師で、ファブリスは…スポーツ万能のはずなんだけど、いまのところ特性があまり出ないなぁ。最終的には魔法剣士ぐらいな方向性なんだろかw
ほんとうは3〜9の既刊全部も借りたかったのだけど、3が借りられていたのでとりあえず2まで。
買うにはちょっとデカイし高い;;