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青嵐

本やゲームの感想などを書いてます。
(時々腐女子な発言をしますので、意味のわからない人、嫌いな人はご注意を)
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ほおずき地獄―猿若町捕物帳

ほおずき地獄―猿若町捕物帳



シリーズ2巻目。

現れた後に、ちりめん細工のほおずきを落としていく幽霊が吉原にでるという。南町奉行所の同心・玉島千蔭にとって、幽霊話はお門違いというものの、モノを残していく幽霊なんて聞いた事がない。

話を聞きこむうちに明らかになる吉原遊女の悲劇。

一方で、千蔭に持ち上がった見合い話は、女形の歌舞伎役者・巴之丞と花魁・梅が枝をも巻きこんで意外な方向へ……。



という感じな訳だけど、結局、4・3・2巻の順に読んでしまったので、見合いの結果は分かってるし、梅が枝もまだおとなしい(?)しで、シリーズものとしては、ちょっと物足りない感じ。茶屋に呼ばれた梅が枝がホントに嬉しそうで、初々しいのは楽しかったけどw



幽霊事件そのものは、吉原の悲劇によってるところがあるので、やりきれない感はあるけど、幽霊話にはまぁそーいうところがつきものだしねぇ。怨みがなければ出て来ない、というか出てこれない。

けど、最後の様子が嫌じゃなかったので、読後感は悪くなかった。



一巻がまだ手元に届かないので、結局、4・3・2・1と完全に逆順になってしまった。

シリーズ新刊を先にみてしまうと、その後の展開がわかっている分、例えば誰かが死にそうになったり、反発しあったりしてても、この先どうなるんだろう?というドキドキ感がなくなってしまうのが

残念。

でも、一巻目は、彼らの出会い編として、ちょっと楽しみではある。
author : Kazamine | comments (0) | trackbacks (0)
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