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青嵐

本やゲームの感想などを書いてます。
(時々腐女子な発言をしますので、意味のわからない人、嫌いな人はご注意を)
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読書メモ

相変わらずの放置っぷり

だいたい1月?4月分かなぁ





・盗神伝 I?V メーガン・ウェイレン ターナー 著  金原瑞人 訳

正月休みの読書用に、地元の図書館でかりてきた本。

本当は獣の奏者エリンの予定だったのだけど、1巻が借りられていてダメだったので前から気になっていたこっちを。

ぶ厚いけど、一応、ジュブナイルということで、上下段びっしりの翻訳物ほどは字数がないかな。ゲームのしすぎで返却日ギリギリになり、慌てて読んだのだけど2日でなんとか。



しかし、これ、ジュブナイルにしては、結構主人公の受難がキツくないか?(^_^;)

なんとなく、前田珠子さんの作品をいくつか思い出しました。独自の世界観がしっかり描かれているファンタジーということもあるのだけど、気にいった主人公ほど、谷底におとして這い上がってきたところをまた突き落とすあたりが似てる気がするw





・銀の枝  ローズマリ・サトクリフ 著

これも正月休み用。というか、上記理由で獣の奏者が借りられなかったので、その著者、上橋菜穂子さんの原点の1つらしいサトクリフ作品の中で、読んでいないものを何冊か借りておいたのだけれども、やはり、やや古典になりつつあるものよりも、上の盗神伝の方が読みやすくて、結局これ1冊だけ。読めば面白いのだけどなぁ。





・獣の奏者エリン 1?4 上橋菜穂子 著

精霊の守人シリーズが好きなので、ずっと気にしていたのだけど、中々職場の図書館には入れられず未読だったもの。

正月読書用にはなかなかったけど、その後に地元の図書館で借りてきた。

札幌に上橋さんの講演会を聞きにいった時に、丁度アニメ化していた時期だったこともあり、エリンの話もでていたのだけど、未読で残念だったのがやっと読了。

生き物(含む精霊)と自然と人の営みと戦争と……色々なメッセージがつまった物語。やっぱり、うちの図書館にも入れておきたいなぁ。

大判の装丁が好きだけれど、今、朝読用の小説を求めてくる小学生には青い鳥版のがススメやすいかなぁ・・・やっぱり。





・図書館戦争 1?6 弓きいろ 著

花とゆめコミックス版。原作を読んでいるときは、図書館の役割や仕事の部分にも共感しながら読んでいたのだけど、花ゆめ版はさすがにラブコメ要素が前面的にでてるし、解説部分はわかっていることなので、さらっと読破。



・図書館戦争 1?4と別冊1?2  有川浩 著

ついでなので、原作も再読。



・焔炎奇談   椹野 道流 著

奇談シリーズ新刊……でもないか。買ってなかったのをみつけたので購入。クライマックス前のインターバルみたいな状況続き。また新刊でたみたいなので買わねば。



・小暮荘物語 三浦しをん 著



・コーラル城の平穏な日々  デルフィニア戦記外伝2 茅田砂胡 著

中篇+短編+中篇の3部構成。久々のデルフィニア。

画集とCDに書き下ろされていた1つ目と2つ目は、両方とももっているので既読。

改めて読んだけど、前のと読み比べてはいないから、書き直した点は不明。

書き下ろしはシェラづくし。久々に登場した頃の凄腕の暗殺者と優秀な侍女(というか家政婦?)のギャップ萌えができて楽しかった。

本編に登場した頃、どうやってこのピンチを乗り切ろうか……と物騒なことをアレコレ考えながら鍋を磨いていたら、いつのまにか全部ぴかぴかになっていて、あれいつのまに……という本人がいたって真面目なだけに可笑しいシーンが大好きだったので。あのテイスト再びで嬉しかったw



・おもてなし課 有川浩 著

作者の出身地である高知県をモデルにした観光小説。

個人的には、図書館で仕事をして××年、いまだに役所のアレコレもわかってない部分が多いけど、民間感覚が皆無なのは間違いないだろなぁ……と我が身を振り返って見たり(^_^;)

本の中でも書かれていたけれど、理由があってのお役所システム。がんばれ公務員。



そして、作中にでてくる場所のような「何もないけど都会の人が求める何かがある」とも思えない地方が目指すべきはどこなんだろなぁ?と、あたりを見回してみる。何かあったかな。あ、山はあるな。山と森。とりあえず、ヒグマとキタキツネには会えるかもしれない。目撃情報は聞くものの、ヒグマに会ったことはないけど(会いたくない)、キタキツネはよくみる。まぁ轢死体のことも少なくないけど(>_<)

そーいや、2回ほどエゾシカも見たな。こないだはまったく同じ大きさの割と大きいのが3頭並んで車の前の横断し始めて、ちょっとビビった。

でも、北海道の山の方なら、だいたいどこでも見られるような気がするしなぁ?。



なんか、本の感想じゃないけど、それだけ身近な問題を考えさせられる本でした。



・神様のカルテ 

2巻を読む前に読み返し。



・神様のカルテ 2

イイ本だし、かなりウルウルくる本なんだけど。ちょっと読んだ時期が悪かったのか、自分の生活を振り返って欝がはいってしまって困った覚えが(^_^;) でもオススメなのは間違いないので図書館ではプッシュ中。



・義男の空 5 

1?4読んだのは書いてなかった気がする。

図書館にいれているので、いれるたびに読んで泣いてます。

マンガだから手に取るとつい読んでしまう…涙腺よわいんだよっ。
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ひさしぶりに・・・

いったいいつから更新してないんでしょうね・・・。

11月末ぐらいから色々と忙しくて余裕なかったのは確かなんですが、その前にメモっていた8月?11月初めあたりのも移しそびれていたとは思っていなかったorz



とりあえず、書いてあった読書感想だけでも、まとめてペタペタ。





・トッカン 特別国税徴収官



国税局の特別国税徴収官(トッカン)付きの新米徴収官、鈴宮深樹(ぐー子)を主人公とするお仕事ノベル。

悪質な税金滞納者にののしられ、無い袖は振れない赤字経営者に泣きつかれ、”死神”の異名をとる上司の冷酷な視線に耐え、がんばるぐー子の成長物語。



この人のは、たしかホワイトハートででていた女たらしで凛々しい女王様のシリーズをもっていたハズ。他は何か読んでたかなぁ。



ぐー子のがんばりを見ていると、つくづく、税金の徴収は、基本的に嫌われることはあっても喜ばれることの少ない仕事だけど、誰かがやらなければならない仕事だなぁと。一応、公僕のはしくれとしては頭が下がります。権力をカサにきてるようなのはダメですけど。



徴収官は決められた制度に従って徴収しているだけなので、税金は気持ちよく払いましょう。

税金が高いとか税金の使い道が間違っているという苦情・意見は政治家とか間違った使い方をしてる官庁にぶつけましょう。



まぁ、わかっていても、一言いいたくなるのが人情ですけどね(^_^;)





・おそろし

・あんじゅう

おそろしが出たときに図書館での新刊案内用に第一話を読んだだけだったので、続きがでたこの機会に読了。

副題が三島屋変調百物語ということで、色々な人が、心に秘めてきた誰にも明かすことのできなかった事柄を一人一人語っていく。それは、恐ろしい話だったり、不思議な話だったり、辛い思いだったり。

第一話が怖いというより心情的にキツめだったのと、聞き手である主人公のおちか自身もつらい思いをしたばかりで塞ぎこんでいるという状態だったので、正直、第一話だけの状態だとあまり好みの印象はなく放置していたのが事実。

今回は一気読みしたので、どんどん引き込まれて読み進められた。先が読めないというかどういう形で結末をつけるのかが気になって読み進んだのだから楽しんだといえるだろう。

言い方が曖昧なのは、貸出中で、手元にない今、覚えているのがまっくろくろすけのことばかりだから・・・(汗



いや、おちかの抱える問題とか、色々な登場人物の心情とか、覚えてない訳じゃないのだけど、やっぱりタイトルにもある暗獣=まっくろくろすけの印象が強かった。かわいいしw



まっくろくろすけと言えばやはりトトロのあれだけど、この暗獣とか、小泉吉宏のやみぼーとか、それぞれ違いがあって面白い。秀逸なのは坂木司の短劇の中の「いて」だけど、あれは透明だっけか(汗





・ゆんでめて

企画本をのぞけば、しゃばけシリーズの第9弾かな。

これはもう冒頭の展開で明らかなif本。もしあの時こうだったらこういう展開も在りえたねぇという話。それだけに、現実というか実際はちがうんだよね?というのが判っていて、それが長所でもあり短所でもあり。



最初からネタばれのような話だけど、ここから先は読んだ人限定で。

(まとめて貼り付けたので一部だけたたむとか、無理でした;)

   ↓

   ↓

   ↓

   ↓

   ↓

   ↓

(続き)

まるで夢落ちのような最後が見当つくだけに、途中までは、なかなか身を入れて話を追えないのが難点だったのが、気が付けば魅力的な新キャラや楽しい話につい夢中になって楽しんで、最後の最後で予想通りの展開で、で、この先この魅力的なキャラたちはどうなるんだろうという不安というか、新しい形での出会いがあるの?とか、それもなんだかなぁとか、でも、これっきりは寂しすぎるよ(つд・)とか、if展開もふまえて会った事実はないのに会ってる記憶があるという不思議世界神業展開もありか?(^_^;)とか、とにかくifがなかったことになるのは寂しすぎるよーという・・・だからといってifの通りに進んでも困るから、ifなんだけども(>_<)









・鼠、闇に跳ぶ

赤川次郎の鼠小僧次郎吉もの第2弾。会話ばっかりなせいもあって、やはりテレビ向け?とか思ってしまう。自分で色々補完して、突込みどころは無視して楽しんでいるからいいのです(おい



とりあえず、鼠のじろさんの役回りは格好いいからいいのデス。

基本、ドラマ「江戸を斬る」の鼠小僧(by松山英太郎)の役回り(「大岡越前」の猿三次も全く同じ)が好きなだけかもw





・笑いの診察室

 医者であり落語家でもある著者による、生活習慣病とつきあうための小噺集。いい本です。活用しなくちゃ。





・絵で見る十字軍物語。

何となくわかっているようでよくは知らない十字軍の全史が簡潔によくわかる本。

11世紀半ばのいわゆる中世から、ルネサンスを迎え大航海時代に突入した15世紀半ばのレパント海戦まで。二大宗教のぶつかりあいが、どう歴史をつくっていったのか、今回は絵が主体なので文章は簡潔なんだけど、非常にわかりやすい。

この後に続く本編も見てみたい気がするけど、たぶんうちの図書館では難しいかなぁ。絵が中心のこの1冊は何とか予算繰りしてみたけど、「ローマ人の物語」読んでた人も高齢化で断念しちゃってたし、世界史関係は読む人がホントいないorz



ちなみに、個人的にはコーエーの「大航海時代」シリーズにおけるアレコレが、その前にこれがあったからかーという、今更ながらの発見がありました……勉強不足もいいとこデス。つくづく知識は多いほうが、より楽しめますね、何事も。





・和菓子のアン

デパ地下、和菓子売り場を舞台にしたほんわかミステリー。

基本的に餡子は不得意なんですけど、和菓子と濃茶の取り合わせは大好きです。久々に美味しいお茶が飲みたくなりました。

あと、この著者のを全部読んでるわけじゃないので他にもあるのだろうけど、とりあえず途中でワーキング・ホリデー読者へのファンサービスには気づいてニヤリとしました。



・どろんここぶた

どろんこが大好きなこぶたが、お気に入りのどこんこがなくなったので、家出をする絵本。



子どもの頃、家にあった絵本を、最近、図書館で購入。ロングセラー絵本は、ぼちぼちそろえていきたいですね。



こぶたが、どろのなかにずずーっと沈みこむのが大好きってのと、そのどろんこを掃除機ですっきり掃除してしまうってのは覚えていたのだけど、そうか、こんな話だったっけ。懐かしい。

子どものころ父が混ぜたコンクリートに恐る恐る触ってみたくなって、怒られたのはこれのせいだったのかも(^_^;)
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ペンギン・ハイウェイ

ペンギン・ハイウェイ



町に忽然と現れたペンギンの謎をはじめ、諸々の謎を研究する小学生の物語。



小学4年生が主人公なのに、いつもの森見節なのでびっくり。いよッ名調子!っていいたくなる。(遠山の金さんかよ。って古いな。年がばれる……)



小学生なのに思考回路もいつもと一緒。それでいて、ちゃんと4年生の行動になってるのが面白いというかGood Job!
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天国旅行

天国旅行



心中をしようとする人、心中しようとしてできなかった人、心中で生き残った人など、死を意識しながら生きる人たちを描いた7篇。



同じテーマを扱いながら、同じテイストのものが1つもないのがすごい。テーマがテーマなので切ないのはしょうがないとしても、やり切れないというところがなく、命の輝きを描いているところが○。



”死”を扱いながら、そこにあるのは”生”の肯定。

いろいろな人にすすめたくなる本。



直木賞のまほろ駅前多田便利軒も悪くないけど、こういう作品でもっと色々受賞して、広く読まれて欲しい。
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僕の明日を照らして

僕の明日を照らして



中学2年生の隼太は、母の再婚相手、優ちゃんと仲がいい。けれども優ちゃんはときどきキレて隼太を殴る。そんな自分が許せないから出て行くと言う優ちゃんと、それを引き止めたい隼太とが、一緒にいるための方法を模索する。



いそいで新着図書の紹介文を仕上げなくてはならなくて、ややナナメ読みしかできなかったのだけれども、”虐待”のひとことでは片付けれない複雑……じゃないな、微妙でもないし、心の機微だから、繊細な問題というべきか。そういう問題をよく描いていると思う。

愛があっても何ともならない問題であり、愛があるからややこしくなるのでもあり、愛があるから乗り越えようとするのであり……。



そういう家族愛というか、あんまり息子と義父で好き好きいってるとBLになりそうで、腐女子としては喜んでいいんだか何だかだけれども(^_^;)



思春期をむかえる現代の子供達の心の中は想像するしかないとしても、言動はよくかけてると思われた。さすが中学校教師。



キッツイ状況だけど”愛”を抱いて、まっすぐ過ぎるぐらい素朴なところもあってというと、なんだか無性に神谷悠の迷宮シリーズの家族を連想される。

発掘してくるかなぁ(例によって倉庫と化した家に埋もれてるのデス)
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ヴァルデマール年代記

ヴァルデマール年代記のシリーズ

マーセデス・ラッキー著

東京創元社or中央公論新社



ヴァルデマール国とその周辺を舞台にしたシリーズ。主人公が違う話(大体3部作になっている)がいくつもあって、全体を通してみるとヴァルデマールとその周辺世界の年代記になっている。



今回読んだのが12冊かな。たくさんあって書誌情報のリンクが面倒くさいので、読んだタイトルだけ本文中に記述で。

って、自分のアフェリエイトにしないで借りてるから面倒なのか。いい加減、申請しよう……と思いつつ一年越(^_^;)



昨年、ヴァルデマールの使者の1?2を読んでから、確かいくつか持っていたはずだよなぁと思っていたのだけど、冬の間、雪に埋れてしまうようなとこに置いてあったので、春になって発掘。

それが、

女神の誓い

裁きの門

誓いのとき―タルマ&ケスリー短編集

運命の剣〈上〉

運命の剣〈下〉

の5冊。(ここだけがんばってリンクして力尽きた)

これは以前に読んでいたもの。

それと古本屋でみつけた<ヴァルデマールの風・第1部>の「宿命の囁き 上・下」が手元にあった。

で、なんとなく先の5冊を読み返し始めたのが、3月末頃。



「女神の誓い」「裁きの門」「誓いのとき」が女剣士タルマと女魔法使いケスリーの活躍で、「運命の剣 上・下」はケスリーの孫娘ケロウィンが、ケスリーのもっていた剣に翻弄されつつも傭兵になってがんばる話。3人とも格好いい。

やっぱり面白いなぁ、もっと読みたい! ということで、とりあえず、第1部をもっている<ヴァルデマールの風・三部作>の第2部・第3部は買うとして、ちらっと1を見ると、主人公からして、去年よその図書館で借りて1・2だけ読んだ<ヴァルデマールの使者>の直後っぽい。そうなると読んでない<ヴァルデマールの使者3>が気になる。

バラバラに読んでも面白いだろうけど、同じ国、同じ登場人物なら、時期順に読みたいもの。

しかし、使者3を買って読むなら、使者の1・2も読み直したい。けど、もう一度借りるには時間がかかる。



ええい、まとめて買っちまおう。と、ネット上で古本をさがすもあまり出ていない。あっても1冊だけだったり、たいして安くなかったりで、それなら新刊を買ったほうが出版社の売上UP=続編期待に繋がるかなと、結局、<ヴァルデマールの使者>1?3と、<ヴァルデマールの風>2・3をそれぞれ上下巻、計7冊を新刊で買ってしまった。さすがにまとめ買いすると財布に痛い(>_<)



でもそのおかげで、どっぷりヴァルデマールに浸かり至福の時をw



そうなると散々でてきた魔法使者の時代も気になる訳で、今翻訳開始してるのがまさにその話なのだけど、まだ1の上・下だけなんだよなぁ。これも三部作みたいだし、全部翻訳されるのが待ち遠しい。



で、4月にしっかり構成されたファンタジー世界にどっぷり浸かったために、そういうゲームがやりたくなり、DragonAgeが気になって調べていたところセイクリッド2も見つけた次第。

そして、5月の日記に繋がるのデス。
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人魚は空に還る+続編

人魚は空に還る

世界記憶コンクール



明治末期、帝都を舞台に繰り広げられる青年記者と美貌の天才絵師のコンビによる探偵物語。

そのままBLにありそうな設定というか、そのものだけど真面目な探偵物語。たぶん。

深読みするのは腐女子の嗜み。たぶん、ね。



ホームズものが大好きな美貌の天才絵師に「お前がホームズ、僕がワトソンだ。さぁ事件を解決しろ」と迫られてるとか。その絵と顔に惚れ込んでことあるごとにぼーっと見惚れてるとか。いつのまにお泊りする仲? とか。そーいうことを気にしちゃいけないハズ(笑)



連作短篇の、それぞれの謎の答えが意外な真実だったり、事件の背景が時代を映した設定だったりで、なかなか面白かった。
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小暮写眞館

小暮写眞館



廃業した古い小暮写眞館をそのまま新居に使おうと引っ越してきた変わり者の一家、花菱家。その長男で高校生の英一のもとにもたらされたいわくありげな一枚の写真。そこに写っている家族に秘められた謎。一方で、花菱家にもあまり人に知られていない過去がある。様々な人と人のつながり、様々な家族。英一の目にそれらはどう写り、何を思うのか……。



面白かったし、700ページ一気に完読もしたのだけど、ちょっと気になることがあってハマリきれなかったのが残念。



物語は英一の視点で語られていくのだけど、どうにもらしくないというか……時折、高校生の発想としてはどうなの? という喩えがでてきたり、逆にそれっぽくしようとしてるのか、無理がある言い回しになってると感じたり。英一の視点で物語を見ているとアレ? っとなって引き戻される。

物語の中なので、別に、実際の高校生らしくなくてもいいのだけど、もうちょっと説得力があってもよかったかなぁ。正直、キャラが立ってるとは言い難い。



話は面白かったし、対象も選ばないので、図書館員としてはお勧めしやすい作品。まぁオススメしなくても宮部みゆきの現代物というだけで貸出はのびますがw
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テメレア戦記3

テメレア戦記III 黒雲の彼方へ



待望の第3巻。そして、続きが早く読みたいorz
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ロード&ゴー

ロード&ゴー



救急車ジャックの話。

消防署関連ということで、鎮火報等とのリンクもばっちり。

事件の展開やテーマ、登場人物、盛り上がりと申し分なかったが、ちょっとテーマの表現がストレート過ぎかなーとも思う。

テレビ等でも同テーマのドキュメンタリーを見てるせいか、もうひとひねり何か欲しかったような気も。
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