畦と銃
本の感想 | 2011.09.17 Saturday 20:09
田園風景がひろがる一見おだやかな村、ミナギを舞台にした連作で、農業、林業、酪農をそれぞれ1話ずつ描いたハードボイルド?小説。
やたら血の気の多い人たちばかりで戸惑うけど、最強の農民とか、魅力的な牧場主、絆で結ばれた牧童たちなどの魅力的な人物配置に、いつのまにか乗せられて読了。
ミナギは訛りが強く、意味のわからない会話もあるのだけど、前後のノリで読めるので、だんだん気にならなくなる。
だいたい悪態ついてるだけだしネ(^_^;)
図書館に入った新刊。どこでこれを見て選書したんだか忘れたけど、帯のあおりや紹介文をみて、図書館的にはアタリ、ハズレ大きそうだなぁと思ったけど、ちょっと定番の刑事ものと時代物ばっかり続いていたので、思い切って入れたもの。
個人的には、まぁまぁ面白かったけど、どうかなぁ。
神去なあなあ日常が結構年代問わず喜ばれていたのでいけるかもしれないけど、方向性が違うので万人向けとはいかないかなぁ。
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